我々が理学療法やリハビリテーションを行うときには、必ず情報を収集します。
この情報は、このように分類することができます。

一般情報に分類される年齢という情報を1つとっても、
同じ診断名の場合、
20歳 と 80歳 とでは機能予後(自然治癒力も含め)が異なることは容易に予測が
つきますが、
それ以上に、
情報収集する情報の優先順位(心配事)が異なると思います。
20歳では、働いているのか?学生なのか?
80歳では、一人暮らしなのか?家屋環境はどうなのか?
といった心配事=情報収集の優先順位が異なると思います。

最近では、インターネットを用いれば住所から周辺の状況を得ることができます。
家から近くのスーパーまでの道のりや正確な距離。
もしかしたら、心臓リハの一環として、これらの情報は運動負荷として、とても重要なことかもしれません。
また、
受傷機転を記している”現病歴”を紐解くことは機能予後を推測するのに重要となってきます。
同じ大腿骨頸部骨折だとしても、
・家の中(畳)で転んだのか
・外(コンクリート)で転んだのか
はたまた、
・階段から落ちたのか
これは、軟部組織や骨への加わるエネルギーの違いを意味します。
当然、階段から落ちた時が最も外力が加わり損傷が大きいことでしょう。


これらの情報を収集した上で、
理学療法検査・測定結果を評価(価値付け)をしなければいけません。
例えば、リハ目的で転院された患者を担当したとします。
その患者の入院時のAlbが基準値以下だっとします(炎症所見なし)。
リハ栄養の観点から、運動負荷に気をつけなければいけません。
しかし、
前医での最終のAlbと比較すると、
Albの値が向上して、食事量も安定されていたら、
(前医での運動負荷が適切であったかの判断は必要ですが、)
前医での運動負荷を軸に徐々に増加していっても構わない。という評価となります。
これらは、
・前医での生化学の情報
・前医でのリハビリの内容(リハ添書)
・入院時の生化学の情報
・入院時の食事摂取量
と少なくとも4つの情報を統合することで、運動負荷を決めることができます。
様々な情報を何と比較するかで、評価は異なり、印象が変わってきます。
そして、
何より、その情報は評価され、理学療法やリハビリテーションに生かさなければ、意味がありません。
そして、
何気ない会話や声かけ、態度は、あなたと患者さんをつなぐラポールとなって生かされます。
理学療法を行い、患者さんからお金を頂く。
これは、紛れもないプロフェッショナルです。
1つ1つ、丁寧に。
そして、真剣に。