理学療法において、治療するということはどういうことだろうか?
それは、
・関節可動域を拡大させることであり、
・筋力をつけることであり、
・協調性を改善することでもある。
つまり、
Impairmentの改善が治療することである。
そして、
結果として、基本的動作能力が改善することで完結される。
治療をする上で、大切なことは、
理学療法という物理的刺激を身体に与えることでの反応を評価することである。

即時効果を評価することが、大切なことではあるが、
情報を統合する過程で、即時効果が出にくいimpairmentであれば、それを理解した上で評価をしていく必要性がある。
例えば、筋力向上は即時効果は出にくい器官のため、その上で評価をしていく。
即時効果として、プラスの変化以外は、
・治療対象(器官)
・方法
・刺激量(強さ・頻度)
のいずれか、もしくはすべてを変更することを考える。
プラスの反応だったとしても、いずれプラトーといわれる時期がくる。

この変化を評価することが、理学療法は日々、評価の繰り返しと言われる所以である。
様々な変化をさせていき、それでもプラトーと判断したのならば、
その器官の症状は”障害”として、捉えなければならない。
そして、治療ではなく、訓練時間を増やしていくことになる。
その際には、
代償動作としての装具療法(治療目的ではなく、)などを検討することで、基本的動作が改善することがある。

ここで、もう1つ大切なことがある。
それは、刺激量についてである。


この意識がないと、
二次障害を最低限に抑えることができず、
治療できるはずのimpairment(症状)が障害として残ることになり、
結果、
歩けるはずの患者が歩けない患者となってしまう。
そうならないために、
私たちは、基本的動作能力を改善させることのできる理学療法士というプロフェッショナルなんだと、
自覚することであり、
患者の未来に責任を持つことである。