理学療法士は理学療法を生業とするプロフェッショナルである。
では、理学療法とは一体何をすることでしょうか?

ICIDHの概念で申し訳ないが、
機能障害に対しては、物理療法と運動療法が適応となり、すなわち治療することであり、
能力障害に対しては、基本的動作訓練が適応となり、すなわち訓練することである。

私たち理学療法士はPhysical Therapistです。
このTherapistとは、治す技術者であるということです。
例えば、風邪を引いて内科を受診し、内服薬を処方されたとします。
用法・用量を守って服用したにも関わらず症状が一向にも良くならない場合に、
”このヤブ医者め!”っていう気持ちになりますよね。
同じように、理学療法士が理学療法という治療技術を用いて基本的動作能力の改善ができなければ、
”このヤブ理学療法士め!”ってなります。
話を戻します。
理学療法が治療技術であることを理解して頂くためには、医学の3相の話をする必要があります。
医学には、予防医学・治療医学・障害学という3つのステージがあります。
そして、治療医学には内科学・外科学・物理医学が存在します。
内科医の治療は薬物療法。
外科医の治療は手術。
そして、物理医学医の治療は物理的エネルギーとなります。

理学療法は紛れもなく物理医学に属していますので、治療する=治すという側面があります。
また、治療できない=治らないものに関しては障害学というリハビリテーション(ここでは、特に
医学的リハビリテーションを意味します)が適応となります。
だからこそ、理学療法士は患者の症候に対して、治療医学の概念で治療するか、障害として、医学的リハビリテーションを適応するかの判断を日々行わなければいけません。