『花』
草(草かんむり)だって、化けると、”花”になる。
綺麗に咲くためには、根を張り、土から水分や栄養を、
そして、太陽から光をもらわなければならない。
そう、
私が”土”で、
あの人が、”太陽”。
あなたは、光を求めて太陽のあの人の元へ。
私はと言うと、あなたが枯れないように、水分や栄養を蓄え、根を張ることを助ける。
光の当たらない仕事。
あの人は、太陽で”陽”。
私は、”土”で陰。
そして、あなたは”陽”に惹かれていく。
でも、思い出して。
種から芽が出るためには、根を張る必要がある。花を咲かせる土台が必要。
それには、私が必要なんだよ。
今、そこに立っていられるのは、根を張ることができて、私が支えているから。
やがて、
”あなた”(”花”)は散り、寒い冬を、光の当たらない日々を乗り越えなきゃいけない。
もう一度、花を咲かせるために、生き残るためには、
”あの人”(”光”)ではなく、
”私”(土)から栄養・水分をもらうこと。
そう、
ひたむきでかけがえのない私の存在に、どうか気付いて。